読書は紙派!どうも妻です♪
本日はおすすめ本の紹介です!今回はこちら!
『私とは何か「個人」から「分人」へ』
要約
自己のアイデンティティを「個人」ではなく「分人」という新しい視点で捉えることを提案している本です。簡単に言うと、私たちは一つの固定された「本当の自分」を持っているわけではなく、対人関係ごとに異なる「分人」が存在するという考え方です。
こんな人にオススメ!
・自分らしさについて悩んでいる方
・人間関係に悩んでいる方
・自分のことが好きになれない方
ポイント
例えば、友達といるときの自分、家族といるときの自分、仕事のときの自分、それぞれの「分人」がどんな割合で存在しているかが、その人の個性を作っているという考え方です。
つまり、個性は一つではなく、相手によって変わるものであるということです。
私自身、相手に対してこんな人だと思わなかったと感じることもありますが、
その時もその人が今まで自分に見せていなかった分人が現れただけであると考えることができるのかなと感じました。
本当の自分は一つではなく、いろいろな分人の集合体であるという考え方をすることで、「本当の自分とはなんだろう?」ということに悩んでいる方も少し気持ちが楽になるのではないでしょうか。
貴重な資産を分散投資して、リスクヘッジするように、私たちは、自分という人間を、複数の分人の同時進行のプロジェクトのように考えるべきだ。学校での分人がイヤになっても、放課後の自分はうまくいっている。それならば、その放課後の自分を足場にすべきだ。
私たちには様々な分人があり、学校や職場だけが私たちの居場所ではありません。
自分にとって心地の良い環境の分人の割合を多くすることで私たちは気持ちが楽になり、自分のことも好きになれるという考え方です。
どうしても辛い時はその不幸な分人の割合を減らしたり、存在を消すこと(転校や転職など)も一つの選択肢かもしれないですね。
感想
この本に出てくる「分人」の考え方は私にとって新たな発見でした。
特に自分にとって居心地の良い分人を足場にして生活することが大切であるという考え方はとても印象に残っています。
日常生活ですぐに実践できることや考え方がたくさん紹介されていましたので、気になった方はぜひ読んてみてください!
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